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3月の終わりごろだったか、超かぐや姫を劇場に見に行った日の事だ。私は2回目の劇場での視聴だったが、初めて超かぐや姫を観ることとなった友人が2人いた。そんなメンツで品川のIMAXを出て、駅の自由通路を歩いていた時のことだ。友人の1人が「現実にあんな世界があったらいいのに」と言っていた。その友人はメタバースとは無関係の生活を送ってきたのだろう。もちろん私がVRChatで遊んでいることも私が話していないので知る由もない。その時に私はまだメタバースでの生活が似合うのにメタバース自体を知らないことでそのことに気が付いていない人がいるという事実に気が付いた。
よく考えればそれは当たり前である。VRChatですらユーザー数というのはたかが知れていて、まだまだ現実世界では当たり前の文化ではない。もしVRChatというワードを知っていたとしてもそれがどんなものかということを知るというにはまた別の努力が必要である。全人類がスタンミのファンではないし、VketRealに行ったことがあるわけでも無い。全人類にあるサービスをリーチする手段というのは存在しないし、在っても必要な人の目に留まるかはわからない。私たちがVRChatという存在を知ってかつ実際に遊んでいるのはめぐり合わせの積み重ねだと言える。
私がVRChatを始めた理由というのを度々書いているが、今回も書いておけばリアフレに誘われてである。じゃあそのリアフレと会えたのは、誘われた後に運よくVRChatで遊ぶ環境が整っていたのは、紹介してもらったフレンドと今でも仲良くしているが彼らとリアフレが出会えたのは、これらもすべてめぐり合わせで神はサイコロを振るのだから再現性もない。そんな奇跡の上で私たちは出会っているのだ。
ただ一番最初に書いた「VRChatを知る」ということと「VRChatで奇跡を積み重ねて今のフレンドに合う」という2つは少し様子が異なる。それは自らでそれらが制御できるかという点でである。例えばあなたが人生2週目に入ったとして、またVRChatのフレンドと遊びたいと考える。その時に自分自身が素早くVRChatで遊べる環境をつくることは可能だが、相手まで誘導させるというのは相当難しそうである。そうすると自分で制御できる範囲はせいぜい意思が直通している自分自身のみで、周りの人間は易々と動かせないということになる。
話は変わるが、みなさんは郊外に立地する規模が大きい均一ショップに訪れたことはあるだろうか。様々な商品が常軌を逸した安さで販売されているのが何よりの特徴だが、その価格を維持するために突飛なアイデアで販売されている商品というのを見かける。そうやって小さなイノベーションを積み重ねているのもまた均一ショップの特徴の一つだと捉えられる。ただこの突飛なアイデアによるイノベーションに関しては私たち消費者も起こすことができると考える。SNSでは「100均で作れる○○!」というコンテンツははびこっているが、これがそのイノベーションの代表例だ。突飛なアイデアの商品を突飛なアイデアで組み立て新たな役割を創出する。こうすることで均一ショップの商品がより多目的に使えるようになるだろう。(商品の意図しない利用は自己責任で)
なぜこんな話を書いたかと言えばこれはVRChatにも当てはまるからである。VRChatではルーティーンという言うべき日常の動作が固まりがちだ。特定のフレンドとよく遊んだり、特定のワールドにずっと籠ったり、そういうことはVRChatでは 往々にしてあるもので一般化している現状がある。VRChatは本来もっと自由であるはずなのに、私たちの思い込みによってその自由を縛ってしまっているのではないか。そう思ってしまう。思いもしなかったアイデアを思いつく人間を目の当たりにした時、「なんてすごいのだろう!」という感嘆で終わってしまえば、人間としておしまいだ。そこから自らのクリエイティビティを発揮せんとして奮い立つのが人間ではないのだろうか。私たちはSNSで思いもよらないアイデアをだす者と何ら変わりないはずだ。それを封じ込めるというのはもったいない。
例えばこんなのはどうだろう。今まで自らがしたことのないような改変の方向性を試してみる。見よう見まねでワールドの一部のギミックを自ら作ってみる。何も臆することはない。今あるものをつくってきたのは誰でもなくこの世界にいる人間だ。どんなVRChatterでも人間なのだ。どうしても何かを生み出している人というのは高邁な雰囲気があるし近寄りがたい。しかしたとえそんなオーラを出しているからと言って全く自分とは能力が違うのだと思う必要はないだろう。最初から最強の人間がいないということは私たちは漫画で親しんできた事実であろう。自分にはできないかもと言って思考をそこで止めてしまえばなにも前進しない。さらに言えばVRChatであれば現実とは違い大きな後ろ盾も必要ない。今までのVRChatの常識を壊せるのは、どんな有名なVRChatterでも大企業でもなく、あなたなのだ。
このノートは4月18日にnoteに投稿されたものの再編集版です。