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あらすじ
VRCをろくに遊んでなかった女が男性アバター改変を見たいという理由でいちゃマへ通って3日目。マリシア男装改変君と出会っていよいよ個室へ。トラブルをきっかけにまんまとプラベに連れ込まれる。VRC人生初のインバイトやいかに。
チーターに空間を荒らされた私たちはそれを口実にプラベへと移動した。人生初のインバイト。うわさに聞くプラベ。
VRChatterとして未熟でもなんとなく、成人済の男女が完全個室に籠ったらろくなことが始まらないのはなんとなくはわかっていた。でも来てしまった。
多分、この時点で恋愛的な感情であったり、異性としての好意がゼロだったら私はついていかなかったと思う。もちろん、人生初のプラベに好奇心自体はあったのだが、好奇心だけで好意のない男性と二人きり、というのはバーチャルでも抵抗がある。
つまり、このプラベに(流れとはいえ)入れてしまった自分の存在で気づいてしまったのだ。少なからず、自分は相手に好意を持っている。流石にいきなりドすけべ展開は困ってしまうが異性として恋愛対象として少なからず心を許してる自分がいると思ったのだ。
もし私が多少なりとも自分の寂しさを埋めたいとか、人肌恋しいとかいう気持ちがあったらおそらく下心でプラベについていってたのだろうけどね(プラベについてくる人全員が恋愛的脈ありではないよ、という謎の予防線です)
話を戻します。インバイトに先に入った私を追いかけて彼もインスタンスにやってくる。そのあとすぐにインスタンスを閉じて「これでもう絶対に誰も入ってこれないから、怖い思いさせてごめんね、もっと早くに移動しようって言えばよかったね」と声をかけてくれた。
そこで少しほっとして、盗撮されてないかとかリッピング被害にあってないかとかさっきまで感じてた不安もどっと出てしまい「こわかった、びっくりした」とだけこぼした気がする。相手の姿が見えない荒らし行動は結構な恐怖体験だった。
ずっと動揺してる私を、彼がゆっくり抱きしめてくれた。ごめんね、もう大丈夫だから、早く連れ出せばよかったね、と何度も言っていた。自分にV感はないのだが、単純に気持ちが嬉しくてとても心地よかった。抱きしめ返す感覚を相手に渡すことがが出来なくて歯痒くて、VRって難しいなと思ってた。
暫くそのままだったのだが、離れるタイミングが分からず、いきなり動いて離れて行ったら薄情というか失礼かな?とか考えながら、ありがとうもう落ち着いたよ、大丈夫、とか声をかけたと思う。
相手の顔が自分の横からすっと動いて正面にくる。めちゃくちゃ近かった。マリシアかわいい。でもちゃんと男の子の顔になってるな、とかこんな時でも改変的に顔を見ていた。
そのままおでこを合わせるように顔が近づいてくる。
頬ずりのようにすりすりと顔を触れ合わせながら、愛おしそうに撫でてくれた。そのまま、たぶん唇を重ねてきたと思う。
なんで「思う」なのかというと、中身は諸々経験のある成人女性なのだがVRCにおいての経験が浅すぎて、それがキスなのか単純距離が近すぎて事故っているのか、相手がキスと思ってしている行為なのかその時本気でわからなかったのだ。人生で2回目の処女になったような気持ちだった。
そんな中高生みたいなメンタルだったせいでおそらく長い事キスしてたと思う。正しくは私はその時何をするのが正解かまったくわからず棒立ちだったのだ、本当に申し訳ない。
現実だったら手を握り返すとか抱きしめ返すとかキスし返すとかいろいろあるんだろうけど、いかんせんV感無しの一般VRChatterである。本当に一体何をすべきなのかが分からない。触覚も感じず、視界は相手の顔面のみ、声をだすにして何を言うべきなのかわからない。本当になすすべなく、棒立ち。お恥ずかしい。相手も不安だったろうなとか今では思う。この時ばかりは脳内が宇宙猫。
まだギリ事故の可能性をぬぐえなかった私はもう一度「落ち着いたから、もう大丈夫だよ」と言って離れようとした。でも、もうずっと顔が近い。かわいい顔が近い。まじでずっと視界が一生マリシア。この辺で流石に確信した。これキスされてるよな、と。
この自覚した当たりからは若干記憶もおぼろげで、ただタイトルにある通りお砂糖とかそういった文化に1ミリも興味がなかったためほんとにこういう時に何していいか、何をするのか、まじでわからなかった。
とりあえずアバターに目をつぶらせたり、手を相手の肩に乗せたりするが、そもそも互いにV感はないし、つーかこれほんとに目を閉じたらいよいよ何してるかわからなくない?と思ったり、てかほんとにキスなのこれ??と脳内宇宙猫は絶好調。
感情がぐるぐるしてるあたりで、相手のキスにほんのりリップ音がのるようになった。もうここまでくるとさすがに確信が大確信へと変わり、一気に気恥ずかしさが来る。
いい年こいた成人女性が頭に変な機械を付けてド深夜に存在しないイケメンにリップ音聞かされて
...それがそれなりに嬉しいと思ってしまったことに、猛烈な恥ずかしさと、絶望に似た心地の良い、諦めの境地に至った。
私はついに悪いVRchatterになってしまった。
そこからは延々とキスしていた。
これは後日話して分かったことなのだが、なんと向こうもこれ以上のこと(例:JUSTなど)の知識がなく、めちゃくちゃ良い雰囲気が出来てしまったというのに、互いにお砂糖文化に興味がなさ過ぎたせいでこの先の正解がわからなかったのだ。
成人男性と女性が揃いも揃ってキス以上の事がわからないという摩訶不思議な空間は今思えば非常にシュールだった。
ちなみに私も知識はないがJUSTという文化があるのは存しており、ベットにつれていかれそうになったら逃げようとは思ってた。
怖いのもそうだけど、普通にやり方がわからない。成人女性と思えぬ悩み。そもそも服脱げないし。
夜も更けすぎてほぼ朝、閉じられたインバイトの中で成人男女がこの先どうしたらいいのか分からず、やきもきとキスだけをし続ける。
この不思議空間をどう終わらせていいかもわからず、何度かふざけて相手から離れても捕まえられてキスをされる。ずっと繰り返しだ。いつ襲われるのか気が気じゃない気持ちと、優しく視界を埋められる行為はそれなりに心地よくて、もはや困ってしまってた。
時刻は朝6時半過ぎほど、流石に相手がそろそろ寝なきゃとか言い出したのがきっかけで解散になったと思う。よくあの空間に終止符打てたなと思う。私は終わらせ方すらも分からなかった。
これが私たちの出会いの一日目だ。俗物的な下心まるだしワールドで健全な話とやらしくない触れ合いののち、吊り橋効果で一気にすけべな雰囲気なってしまい、でも先に行くやり方を互いに知らないせいでチュッチュチュッチュと音鳴らすだけで解散した。私に関してはリップ音の出し方すらわからず棒立ちで終わった。
ホームワールドに戻った後は猛烈な恥ずかしさ、なんかいけない文化に手を出してしまった罪悪感、優しくされて嬉しかった気持ちが競合してむちゃくちゃだった。
お砂糖冷笑派閥だったのに、もう誰のことも笑えない。というか、もはや自分に対して冷笑である。
このどうしようもない気持ちを抱えてこの日は眠った。
頭の中はこの不思議体験でいっぱいだった。
次回。翌日会いに行っていいのかわからずおろおろするしつつ、ついにお砂糖になります。
②までは書いててなんか面白かったけど③から面白く書けないというか書いてて""恥""が強まってきました。次から簡素になるかも。
あと最後までJUSTとか年齢制限かかりそうなすけべはおこりません。互いに知識がないので...